2月4日(日)関宿nanoホールにて蓄音機クレデンザでベートーヴェンの交響曲第6番「田園」を演奏収録しました

蓄音機クラシック

2回目となる蓄音機演奏記録会を、今回も関宿nanoホール様にご協力いただいて行いました。
今回は父も同行し、nanoホールオーナー様と後半には関宿に来訪されたお客様も迎えての温かな楽しい演奏収録となりました。

ベートー ヴェン交響曲第6番「田園」
ブルーノ・ワルター指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
録音年 :1936年

前回のブランデンブルク協奏曲第3番(バッハ)収録時は、私たっての希望で蓄音機クレデンザを家だとすると(ちなみに1926年の蓄音機クレデンザが登場した当時、家一軒分の値段だったとよく例えられます(; ・`д・´))、玄関から音が出てきたところを軒先で録音するような位置にマイクを置いて収録しましたが、今考えると、私の音楽家への敬意と裏ハラに大変不躾な撮り方であったと思います。
と言いますのも、私は「素の音色」を撮りたいと願いその位置に置いたのですが、本来、蓄音機で聴くクラシックの「素の音色」とはそういうものではなかったのですね。
本当の蓄音機の「素の音色」とは、鳴り響く空間そのもののサウンドだったということを実感しました。

私自身、関宿nanoホールにクレデンザを置かせていただくまでは、クラシックに興味がそれほどなかったのですが、そこで田園交響曲を聴いて、これまでのクレデンザとクラシックSPレコードの認識を超えて「本来こういう音なのか」と価値観が変わり興味を持ちました。

そういう意味では、蓄音機の音楽とは昔のレコードの再生音という理解から、空間と合わさって今ここに生まれる音楽という理解に変わってきました。
今回の収録ではそんな関宿nanoホールの唯一無二の響きも含めて、その模様をYOUTUBEで上げています。



~以下、YOUTUBE動画詳細欄から~

ベートーヴェン交響曲第6番「田園」
ブルーノ・ワルター指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
録音年 :1936年

交響曲第6番 『田園』は、ドイツ出身の古典派音楽の作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770年 – 1827年)が1808年に完成させた6番目の交響曲です。

古典派交響曲としては異例の5楽章で構成されており、第3楽章から第5楽章は連続して演奏され、全曲及び各楽章に描写的な標題が付けられるなど、ベートーヴェンが完成させた9つの交響曲の中では独特の特徴があります。

なお標題は、初演時に使用されたヴァイオリンのパート譜にベートーヴェン自身の手によって「~田舎での生活の思い出。絵画描写というよりも感情の表出」と記されています。

第1楽章 「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」

10:15 第2楽章 「小川のほとりの情景」 (第3楽章~第4楽章~第5楽章は連続して演奏)

23:10 第3楽章 「田舎の人々の楽しい集い」

28:43 第4楽章 「雷雨、嵐」

32:22 第5楽章 「牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」

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実際の蓄音器の音色は全身で味わうような空気振動の迫力がありますので、もし聴く機会がありましたら体験してみてくださいませ。
次回、関宿nanoホール様での公開収録を2023年3月5日(日)14時からを予定しています。 (

変更があるときはこちらブログでも更新いたします)

もし来訪されましたらどなたでも聴くことはもちろん録音録画もOKです。 レコード演奏中だけ、可能な範囲で Please Keep Quiet でお願いいたします。

展示保管へご協力いただいております関宿nanoホールオーナー様、明治屋オーナー様、 家城公民館様はじめ南家城の皆様に心から感謝いたします。 収録場所:三重県亀山市 関宿nanoホール https://goo.gl/maps/YniGuQSatQvPNR2m7 
収録日:2023年2月4日(晴れ)
明治屋 https://goo.gl/maps/iUEUeDTFMrgjwfcE9

家城公民館(三重県津市白山町南家城) https://goo.gl/maps/bExRtiM8koELEa2z7

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