シューベルトのロザムンデ

録音実験

寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

本日、YOUTUBEへ2本目の【蓄音機でクラシック】動画をアップロードしました。
ロザムンデ 間奏曲第3番 (シューベルト)
フルトヴェングラー指揮 ベルリンフィル管弦楽団
録音年:1930年

ロザムンデというのは正確には女流作家ヘルミーネ・フォン・シェジー(1783 – 1856)の1823年作「キプロスの女王ロザムンデ」という題名の劇で、その劇の中で使われる音楽をシューベルト(1797 – 1828)が作曲しました。
こちらの間奏曲第3番は、第3幕と第4幕の間で演奏される間奏曲で、シューベルトの作曲した中でも特に名高いもののひとつと言われています。

ちなみに『ロザムンデ』の台本は失われてしまったと考えられてきましたが、最近になって発見され、1996年に出版されました。台本は次のような内容になっています。 +:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+ 「 ロザムンデはキプロス王の娘で、彼女が2歳の時に父が死に、父の遺言により貧しい船乗りの未亡人アクサに預けられ18歳になるまで養育された。それを知る市長アルバヌスが、彼女が18歳の誕生日に、長い間死んだと思われていたロザムンデが健在で、キプロスの唯一の正当な統治者であることを布告する。 しかし、それまでの代理の統治者であったフルゲンティアスが、支配者という地位を失わないよう、ロザムンデを自らの妻に迎えようとするが、それに失敗する。すると今度は暗殺しようとする。ロザムンデの暗殺を防いでのはマンフレートという青年で、実は彼はロザムンデが幼少の頃から定められていた婚約者のカンディア王子アルフォンスであった。 フルゲンティアスはロザムンデ暗殺のために用意した毒の罠に誤って自らハマってしまい、自滅してしまう。最終的に、ロザムンデとアルフォンスが結ばれてハッピーエンドとなる。」 +:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+**+:。.。:+

シューベルトが音楽で描くロザムンデの世界は、200年の時を越えて、あなたにどんな思いを誘いましたでしょうか?

次回、公開収録は2023年2月4日(土)14時より、曲目はブルーノワルター指揮のウィーンフィルによるベートーベン作交響曲第6番「田園」を予定しています。
もし来訪されましたらどなたでも聴くことはもちろん録音録画もOKです。 レコード演奏中だけ、可能な範囲で Pleasa Keep Quiet でお願いいたします。

ご協力いただいております関宿nanoホールオーナー様、明治屋オーナー様に心から感謝いたします。
収録場所:三重県亀山市 関宿nanoホール
https://goo.gl/maps/YniGuQSatQvPNR2m7 
収録日:2023年1月28日(雪のち晴れ)
明治屋 https://goo.gl/maps/iUEUeDTFMrgjwfcE9

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